アンティークのライティングビューロー
ビューローとは「引き出しの付いた机」のことを指し、主に事務仕事・書斎等で使われることが多かったようです。
書類や本などの収納を兼ねた机で、ライティングスペース(机の天板)が収納でき、コンパクトになるのが特徴です。
本日はビューローについてご紹介していきます。
アンティークのライティングビューローとブックケースビューロー
目次
- アンティークのライティングビューロー
- アンティークのライティングビューローの仕様を解説
- ビューローには必ず鍵がついている
- 収納力抜群のビューローブックケース
- デスクの仕様も見事
- 天板が外れたりずれたりしない工夫も機能的
- デザインも様々
- アンティークならではの醍醐味はどこ?
アンティークのライティングビューローの仕様を解説
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アンティークのライティングビューローはライティング(デスク)部分の天板を閉じると、デスク部分が斜めに傾斜して独特の形になります。
机の部分を閉じてしまえば、引き出し家具(チェスト)のようにも見えますね。
狭い住環境のイギリス・特にロンドンなどでは、こういったコンパクトになる多機能な家具が好まれたようで、今でも多くのアンティークビューローが流通しています。
特にテーブルは使わない時は畳むなど場所を取らない構造の物が多く、例えばネストテーブルやゲートレッグテーブルなども多機能かつコンパクトになるテーブルとして普及していました。
ビューローには必ず鍵がついている
デスク部分は鍵がかかるようになっていて、鍵を回して開けるのですが、鍵を指したまま手前にデスク天板をおろすようになります。デスク天板をもとに戻すときまで基本的に鍵は挿しっぱなしの状態で使用するのです。
こういった仕様はアンティークではよくみかけるのですが、鍵をドアハンドルのように使って扉を開閉します。
大切な荷物を全てビューロー一つにしまい込んでいた名残なんだと思いますが、アンティークビューローは鍵がないと使えない仕様になっているのです。
収納力抜群のビューローブックケース
ブックケース(本棚)つきのビューローもアンティークではよく見かけます。
本も書類も収納できて、机までついて、これ一つあればどこでも書斎に早変わりしてしまいます。
狭い住環境の中で生まれた、効率的かつ便利な家具なのですね。
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こういったブックケースが付いているビューローはガラス扉がステンドグラスになっているものも多く、ノスタルジックな雰囲気がたまらない魅力でもあります。
イギリスアンティークらしい、知的でクラシカルな雰囲気が漂います。ガラス越しに見える、棚の中の本や雑貨もとても素敵に映えると思います。
デスクの仕様も見事
こちらのブックケースの扉には、細やかにステンドグラスのケーム(鉛線)が張り巡らされ、一つひとつに透明なガラスがはめ込まれた手の込んだデザイン。
開かれたビューローのデスク部分を覗いてみましょう。
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ビューローは、デスク部分を開くと小さな仕切りや引き出しがついています。
デザインによっては仕切りにもアーチ形や彫刻などの装飾がほどこしてあり、鑑賞価値の高いロマンチックな仕様になっています。
さらに、ライティング(天板)スペースには革が張ってあり、とっても高級感のある作りになっていたことがわかります。
昔はインクツボにペンを浸して書類を書いていたでしょうから、ペン先が机のくぼみに引っかからないよう革を貼って滑らかにしていたのでしょう。
実用的でありながら、装飾性も高く、観賞価値のある家具だったのですね。
天板が外れたりずれたりしない工夫も機能的
天板を手前におろすだけの机では、重い物を置いてしまったり長年書き物をしているうちに天板が外れたりズレたりしてしまい困りますよね。
そのためアンティークのビューローはちょっとした工夫が施されているんですよ。
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画像をクリックして、詳細画像を見てくださいね。
開いた天板部分下をよく見てほしいんですが、小さな木の棒が天板の下にあるのがわかりますでしょうか。
天板を閉じた左のビューローでは上段の引き出しの両サイドに何か四角いボタンみたいになってますよね。
実はここに木の棒が収納されているんです。扉を手前に開く際に、上段引き出しの左右に組み込まれた木の棒を引き出して、その上に天板を載せるので机が安定するんですね。
機能的なビューローはアンティークらしいアナログな仕掛けが施されているんです。
デザインも様々
こちらはデスクの両サイドにブックケースのついたビューローブックケースです。
住環境や生活スタイルに合わせて、いろんなデザインのビューローが作られてきたんですね。
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本棚としてはもちろんのこと、リビングに置いて、ティーカップや大切なコレクションを収納する美しいキャビネットとしても使えます。
深みのあるブラウン・ステンドグラスにレトロな余韻を持つ美しいビューロは、和のスタイルのインテリアに組み合わせても大変素敵です。
大正浪漫の洋館風インテリアにピッタリですね。
アンティークならではの醍醐味はどこ?
ビューローは現在でも作られていて、クラシカルな雰囲気はそのままに、現代風に使いやすく、しかも手頃な値段の物も多いです。
現行品であれば、家の雰囲気に合わせて新品を選べ、自分好みのインテリアとしても楽しめます。
今どきのナチュラルで明るい部屋には、重厚なアンティークよりも現行品の軽やかなビューローのほうが使いやすく、良く似合います。
お子さんの学習デスクにもピッタリですよ。
お子さんの勉強机にピッタリなライティングビューローはこちらでご紹介しています。併せてご覧ください。
軽やかで使いやすい現行品より、アンティークをあえて選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。
今では作り得ない、丹念な彫刻や装飾、アンティークに刻まれた時間と歴史、時代背景を感じさせる材料など、アンティークに感じる魅力は人によって様々です。
キズもあれば風化もあります。
ただ、そこにはいろんな人の手を渡ってきた、いろんな人の生活の中で使われてきた物語があるのですね。
そういった物語に想いを馳せながら使う日常道具が、一つくらい身近にあっても良いのではないでしょうか。
アナタの何気ない毎日の物語もまた、そのアンティークに刻まれていくでしょうから。
アナタの人生を刻み込む、素敵なビューローが見つかると良いですね。
以上、四門がビューローについてご紹介いたしました。