アンティークドア ドアから始まる物語

アンティークの建材を見ていると、ガラスの無い窓枠や、ステンドグラスのはめ込まれた大きな窓、そしてドアまで揃っています。

アンティークのドアって、なんだかとってもロマンチックですよね。

アンティークのドアは主に新築の店舗などに用いられ、アンティークならではの重厚な雰囲気でヨーロッパ様式の外観を整えつつお店を格付けるために使われたりします。

店舗のエントランス用だけでなく、店内のスタッフルームやレストルームなどにも使用され、店内の重厚なイメージやクラシカルな雰囲気をより惹きたてています。

店舗だけでなく個人宅(本格的なイギリス様式の住宅)に使われることも多くなりました。

本日はアンティークドアの魅力についてご紹介します。

アンティークドア ドアから始まる物語

目次

  1. 規格品には出せないオリジナル性が魅力
  2. ワクワクするような仕掛けもアンティークならでは
  3. 店舗に限らず、こだわりのご自宅にも
  4. アンティークドアを選ぶ際の注意・デメリット
  5. まとめ

規格品には出せないオリジナル性が魅力

アンティークのドアは、それぞれ形もサイズもマチマチで、使われた場所・家によってデザインや色も様々。

イギリスなどではドアにステンドグラスがはめ込まれていて、ドアからも明かりが取り入れられるように工夫されているものをよく見かけるます。

ステンドグラスについては以下のページでご紹介しています。併せてご覧ください。

ステンドグラスの魅力 光の中で輝くアンティークインテリア
童話の挿絵のようなモチーフと色彩、レトロで可愛らしい雰囲気。 ステンドグラスは状態が良いものから修復が必用なものまで様々ですが、大変美しくロマンチックなのでアンティークに興味あるなしにかかわらず女性を中心に人気の高いアイテムです。

個性的なアンティークのドアたちは、住宅・店舗などのイメージ作りに欠かせません。
新築の店舗、真新しい壁にアンティークドアを組み合わせるだけで、建物自体の雰囲気を惹きたてて、歴史ある「ストーリー」を感じさせてくれるのです。

ワクワクするような仕掛けもアンティークならでは

アンティークドアには、現在のドアとは違った仕様が組み込まれていて、現代の私達をワクワクさせてくれます。

素敵なアイアンの飾り格子が素敵なドアにもインターホンなどなかった時代の仕掛けがあります。実はガラス部分が窓として開くようになっているのです。

風通しはもちろんのこと、インターホンの無い時代ですから、来客の際もドアを開けずにガラス窓を開いて対応していました。

アイアンの美しい飾り格子も、ガラスを割られないようにするための物。装飾性を兼ねた防犯用の格子だったのです。

装飾にも理由があり、歴史があり、そういった物語を内に秘めたドアなんですね。

ガラス窓の付いたドアたちは、ドアの前を通る人の視線や気配が気になるので、ドアの雰囲気に合わせてレースのカーテンを付けて使うのも良いでしょう。

店舗に限らず、こだわりのご自宅にも

新築やリフォームに合わせてアンティークドアをご自宅の玄関や室内用ドアとして活用する方も多いようです。

ただ、ガラス窓が付いている場合、玄関前の人影がどうしても気になります。覗き込まれるのもイヤですよね。
ご自宅の玄関なら、アンティークならではの甘い装飾が美しい、無垢のパネルドアもお薦めです。

パネルドアといっても、デザインは様々。プレーンな鏡板のドアや、彫刻が凝ったものまでそろっていますので、イメージに合ったものを探せるはずです。

ご自宅の雰囲気に合わせて、お好みの色でペイントするのもいいですね。
ご家族でペイントすれば、大切な思い出とともに毎日家族を迎え入れてくれるはずです。

ご家族の思い出をたくさん詰め込みながら一緒に過ごすことができるのは、質の良いアンティークならではといえるでしょう。

こんな甘い装飾が入ったドアなら、玄関だけでなく室内用のドアとしても使ってみたいですね。

ご自宅でお教室を開いている方や、自宅ショップ・カフェなど、来客の多い住宅にもお薦めです。お店のイメージを損なうことなくプライベートとのスペースを仕切ることができます。

アンティークドアを選ぶ際の注意・デメリット

気候の違い

アンティークドアは海外(主にヨーロッパ)からやって来ます。日本は湿気の多い国ですから、梅雨時期や結露しやすい冬の時期は湿気を吸って開閉がしづらくなることがあります。

時間・使用による劣化

ドアについているパーツ(鍵・ドアノブ・ドアハンドル・丁番等)は古いので、使用に耐えません。どんなに素敵なパーツだとしても必ず新しい部品をつけることになります。新しい部品をつけるとドアの印象が変わってしまうことがありますので、パーツについてはドアの購入と合わせて、販売店に相談したほうが良いでしょう。

大きなステンドグラスが入ったドアの場合、割れてしまっても修理ができないものもあります。

ステンドグラスの部分的な修理ができるお店とできないお店がありますので、割れた後のことも相談してから購入しましょう。
※ステンドグラスの両面に透明なガラスを差し込んで保護する方法もあります。

なお、数十年以上にわたり使われてきたドアは、四隅が90度の直角になっていない場合が多いです。
素材やデザインにより、直せるものと直せないものがありますので、購入の際に確認が必要です。ドアを取り付けてもらう大工さんにも相談したうえで購入する必要があります。

サイズの違い

ヨーロッパのアンティークドアはサイズがまちまちで、日本のドアに比べて背が高い物も多いです。今どきの天井の高い開放感のある家にピッタリですが、日本の従来のサイズで立てられた住宅・建物には大きすぎることがあります。

サイズを変えることができないドアも多いです。ドアに合わせた入り口を作る必要があるので、素人のDIYで取り付けるのは難しいでしょう。本格的なリフォームが必要になります。

一方で、日本のアンティークドア(引き戸)の場合は建物に合わせて組みなおすことが可能です。

和の建材は、ご自宅の設置場所に合わせてサイズ調整ができ、戸をつけるための大がかりなリフォームが不要なことも多いです。
さらに日本の湿気に耐える作りになっており、四隅の直角が狂っても調整が容易なのも魅力です。古民家が再生可能なのはこういった技術が家全てに施されているからなんですね。

まとめ

アンティークドアは、装飾性の高い新品のドアにはだせない、厚みのある歴史・時間を感じさせ、より建物を魅力的に魅せてくれます。
建物の外観のイメージを左右するくらい重要な役割を果たしているのですね。

今はなかなか見つけられないオリジナル性を備えたドアたちですから、訪れる人の心に強い印象を残し、ドアを開ける期待感を高めてくれるスイッチとしての役割も担ってくれるでしょう。

ドア選びや施工についてはプロに相談したほうが無難ですが、施工にかかった時間と金額以上の満足感を得ることが可能です。

ガラス窓が入っているドアは、トラディショナルな雰囲気を漂わせながらもアンティーク独特の「重さ」を感じさせない軽やかさと明るさがあります。

漆喰や石造り風・レンガ調の壁にも、アンティークのドアは良く似合います。
ドアや外壁までこだわれば、家具や雑貨をたくさん並べて飾るよりも美しく、よりクラシカルな雰囲気を楽しめそうですね。

多種多様なドアがありますから、イメージに合わせて選んでみると良いですね。

以上、アンティークドアについて四門がご紹介しました。