ネストテーブルって何!?

あなたは「ネストテーブル」というものをご存知でしょうか。
ネストテーブルとは、サイズの違う、同じ形のテーブルを「入れ子」のように組み合わせて収納できるテーブルのことです。つまりマトリョーシカのテーブル版。

このように重ねて階段状にして使ったり、使わない時は一番大きいサイズのテーブルの下に収納できるのがネストテーブルのポイント。

「ネスト」は「巣」を意味します。小鳥のひなが巣へ帰るように、小さなサイズのテーブルを収納できることから「ネストテーブル」と名付けられたとか。ネスカフェでおなじみの「ネスレ」も鳥の巣を意味していますね。語源は同じです。

市販されているネストテーブルは2つから3つのテーブルがセットになっていることが多いですが、アンティークの仕事で扱う中では3点セットが中心となり、たまに2組のテーブルと2組の椅子が組み合わされた応用型ネストテーブルも見かけます。

欧米を中心にインテリアに組み合わせて使われるネストテーブル。インテリア上級者にとってもぜひ使いこなしたいオシャレなアイテムです。

今日はこの、ネストテーブルについてご紹介していきましょう。

ネストテーブル

目次

  1. ネストテーブルとアンティーク
  2. ネストテーブルの用途
  3. 多様なデザイン
  4. 今のスタイルに好まれるネストテーブル

アンティークのライティングの仕事を受けるようになってから、私は初めてネストテーブルという存在を知りました。

過去、私の身の回りにこんなオシャレなテーブルは身の回りにあっただろうか。
(´◉◞౪◟◉)いや、ない。

存在自体を知らなかったので、どのように使えば便利でオシャレなのかわからない。ネストテーブルについて紹介する文章が書けずにかなり頭を抱えました。

実はネストテーブルはアンティークでもしばしば扱う回数の多いテーブルなんです。

(´◉◞౪◟◉)あまりに大量のネストテーブル案件に震える~

ネストテーブルとアンティーク

イギリスなどでは歴史的に都市部の家は居住スペースが小さく、小さな部屋で空間を有効利用するために工夫された様々な家具が生まれました。ドローリーフテーブルなど伸縮式、開閉式のテーブルもそういった家具の一つです。

アンティーク ドローリーフテーブルの魅力
来客時の際には、みんなで食事を囲める大きいテーブルが欲しいですよね。でも、普段から大きなテーブルを使うと部屋をテーブルが占領してしまって生活スペースが狭くなってしまう。ドローリーフテーブルはそんなニーズに応えたテーブルなんです。

ネストテーブルの発祥地や詳しい歴史などはわからないようですが、そういった限られたスペースの中で暮らすヨーロパの人々の生活の中で生まれた家具の一つと言っていいようです。

一つの家具の下に全部収まるという省スペース設計。
同じテイストの家具が揃っているという統一感を感じるデザイン性。
バラバラにして一つひとつ違う用途に使える、一緒に並べて使えるという自由度の高い利便性。
とても便利で、まさに「使える」ヤツなのです。

アンティークのネストテーブルがたくさん出回るのは、そういった背景、つまり多くの人に使われるだけの利便性と洒落感があったのでしょう。

こちらのネストテーブルはアンティークではなく現行品ですが、アンティーク家具がお好きな方には非常に見慣れたデザイン。英国スタイルを忠実に再現された美しいネストテーブルです。

バーリー・シュガー・ツイスト、一般的にツイストレッグと呼ばれる脚が英国式。
艶やかな木の表情を堪能できるエレガントな装飾です。シンプルな天板に美しい装飾の脚がつくという洒落感が英国らしい美の追求の仕方だと思います。

ネストテーブルは使わない時は入れ子のように収納してテーブル一つ分のサイズになります。
コンパクトで嬉しいですね。

ネストテーブルを探す際には、収納時の見た目までよく考えられたデザインを選びましょう。

ネストテーブルの用途

ネストテーブルは並べて使う、重ねて使う、バラバラに使う、といった自由度の高い使い方ができます。

  1. 大きいサイズはパソコンなどの作業テーブルに
    その隣に中のサイズを置いて書類を置くテールに
    反対側のサイドには小さいテーブルを置いて飲み物を置いて使う、というシステムテーブルのように使う。
  2. 大きな作業テーブルのサイドに置いて、荷物を置くサイドテーブルとして使う。
  3. 一つはソファーサイドのテーブルに、一つは寝室のベッドサイドに、もう一つはエントランスに置いて花台や荷物台として使う。
  4. 子ども達それぞれのマイテーブルにする。等々

日常の「ちょっとここに小さな机があれば」という気持ちにオシャレに応えてくれます。

他の使い方としては、来客時など大きいテーブルが使いたい際にはネストテーブルを大中小と重ねるように並べて、気取らないコーヒーテーブルのように使ったり、壁にサイズ違いで階段状に置いてディスプレイ台として使ったりもします。

ルームランプ、フォトフレーム、お気に入りの雑貨などをオシャレにディスプレイできる。

テーブルを平行に並べるのも良いですが、扇状に一方だけを重ねて並べるのもインテリアとして面白い演出です。

多様なデザイン

ネストテーブルはモダンなナチュラルデザインからヴィンテージ風、アンティークスタイルまで様々なデザインが販売されているので、インテリアに合ったものをチョイスしてくださいね。

例えばこちらは重厚なアンティークスタイルのネストテーブル。小さいテーブルだからこそ、挑戦できる格調高い英国スタイルです。

英国のアンティーク家具と同じモチーフが使われていて、本物のアンティークと並べても遜色ないクオリティーが素晴らしい。

特徴的なのはテーブルの脚。クロウ&ボールといって、脚の先で鷹(または竜)が玉を掴んでいるデザインが再現されています。
これは高級家具に使われるマホガニーの家具によく見かけるデザインで、豪華な装飾を好んだ富裕層に人気があったとも言われます。

マホガニーの家具に合わせたい方にお薦めです。マホガニー家具についてはこちらも合わせてご覧ください。

濃厚なマホガニーを味わい尽くす アンティークな家具たち
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同じデザインのテーブルがサイズ違いで3つ揃うと、バラバラで使用しても家全体のインテリアの雰囲気を損ねることなく調和するので大変重宝しますね。

今のスタイルに好まれるネストテーブル

もっと、モダンで軽やかなネストテーブルも揃っています。

今の生活にも違和感なく馴染んで、オシャレなうえに機能的です。
オシャレなだけではダメ。機能的だけでもダメ。
きちんとニーズに合った使い方の出来るネストテーブルを選びましょう。

たとえば、こんなナチュラルなネストテーブル。

テーブルの角の丸み、風合いの異なる木材の組み合わせ、脚のデザインがスタイリッシュでモダンですね。人気の北欧スタイルやナチュラルインテリア、ミッドセンチュリースタイルにもとても良く似合います。

比較的大きな家具が置けない小さなスペースでも、ネストテーブルなら空間に素敵なアクセントをつけてくれますよ。

変わり種としてはコーヒーテーブルの下にテーブルがあるタイプ。

これ、私も欲しいんですよ。
ガラステーブルがコーヒーテーブルの下から出てくるなんてオシャレですよね。
ズラして勉強やパソコンワークに使ったり、ガラステーブルの下にパソコンや雑誌を置いたまま、コーヒーテーブルの下に収納して部屋を広く使ったり。

お客さんが来たときなんかもテーブルをサッと広げられて便利です。
部屋を広く使いたい、でもテーブルは大きく使いたい、なんていう独り暮らしの方、夫婦二人暮らしの方にもピッタリです。

あなたのインテリアスタイルに似合う、素敵なネストテーブルが見つかると良いですね。

以上、四門がネストテーブルをご紹介しました。