素人が中途半端にライター業に足を踏み入れたら自爆した

ライティング作業は頭を使うので疲れる。

もともと私はブログでアフィリエイトをしていたので、文章を書くことには何の抵抗もない。
※アフィリエイト:ブログ等で商品を紹介して読者が購入すると成果報酬(1%~数十%)が支払われる

ただ、アフィリエイトはどうしても自分の基準で紹介する商品を選ぶので、自分の得意なジャンルに記事が偏ってしまう。文章が書きやすい商品に流れてしまいやすい。

一方、WEBショップなどのライティングの仕事を請け負うということになると、同じ「商品を薦める文章を書く」仕事といっても事情が変わってくる。
苦手な分野、全く興味の湧かない商品にも文章を付けなければいけないし、特に専門分野は勉強が欠かせないと感じるようになった。専属のWEBライターになった以上「知らないから書けません」と言うわけにいかない。

初めてのライター業

私の作業はネットショップで販売される商品の画に文章をつけるだけの仕事なので、基本的に在宅勤務となっている。
初めてのライター業。そしてジャンルはアンティーク。
初心者の私ではあるが、画像と商品名・推定年代・材質だけが書かれた「資料」をもとにアンティーク商品を紹介する文章を書かなければいけない。笑っちゃうほどのピンボケの画像が届くと仕事が進まなくて困る~w

ちなみに画像を加工する人もアンティーク初心者らしく、商品画像がときどき上下逆に加工されてくる。
古い洋書の、表紙の十字架が逆さになっていたこともある。
(ちなみにウェブショップでは今でも十字架が逆さまのまま画像が掲載されている)

なにしろライターなんて仕事をするのは初めてだ。経験も無ければ知識もない。
触るどころか見たこともないアンティークを、お客さんにどのように紹介したらいいのか。

なにしろターゲット(客層)によっても文章は変わる。どんな文章構成にすればいいのかも悩みどころだった。

私はパソコンの前に座って頭を抱えるばかり。
(´◉◞౪◟◉)だって全然書けないんだぜ~

どうにかこうにか仕事をこなしてみたものの、このままではこの仕事を長く続けられないような気がする。

慌てて私はアンティークに関係する本を片っ端から読んで勉強した。
なにしろアンティークは深い。ヨーロッパの歴史、建築史、美術史、インテリアについても詳しくなければいけない。

そしてアンティークの購買層が読んでいると思われる、アンティークやインテリア関係の洒落た雑誌も読んで、どういった文章を好むのか参考にした。

やがて私は知識の塊となったわけ。

しかし、私が本で得た知識をもとに得意になって書いた文章は、全て他の人が書いた文章に差し替えられていることに気が付いた。
付け焼刃の知識を振り回して書いた私の文章は全て、使ってもらうことなく捨てられてしまったのね。しくしく

今思えば、そもそもアンティーク商品の紹介に、調べれば誰でもわかるような付け焼刃の知識は必要ない。むしろお客さんのほうが詳しいくらいだ。
そして、知識をひけらかした文章や専門用語の羅列は、読んでいてつまらない。
さらに悪かったことに、どうも、私は中途半端な知識をもとに、誤った内容の文章を書いてしまっていたらしい。

(´◉◞౪◟◉)そりゃぁ使ってもらえないよなぁ

反省である。
素人がライター業に足を突っ込んだ挙句、自爆してしまった。
あぁ、恥ずかしい。

思えば私は素人だからこそ採用されたはずである。

アンティークの素人がアンティークの仕事をもらうまで
職業が自由業だと言うと、人は仕事内容が気になるらしい。 たいていの方が「どんなお仕事をされているのですか?」と訊いてくださる。 しか...

自分の文章に何を求められているのかしら。
それは中途半端な知識の羅列ではなかったはず。

気が付いた私の仕事は、いたってシンプルだった。

私の仕事は、商品をイメージしやすい文章を書くことに尽きる。
お客さんが買おうと思っているアンティークがどんな商品なのか、その商品をどう使えば何気ない毎日が輝くのか、文章を読めばイメージできるよう、お手伝いしているにすぎない。

つまり、お客さんが正確に商品についてイメージできる文章を書くのが私の仕事だと気が付いた。

短期間で詰め込んだ知識だけを書いたクソな文章が全て却下されたのはそういうことであった。

どんな仕事にも勉強は必要ダ!

私は勝手に暴走して自爆してしまったけれど、どんな仕事にも勉強は欠かせない。
今の私の仕事もやはり勉強は必要不可欠だと思っている。

商品を紹介する文章を書くにあたっても、専門用語を使わずに商品の「すばらしさ」を説明したい。さらりと読める文章にしたい。お客さんが憧れに胸を膨らませて商品を買ってほしい。

私の書く文章は誰にでも書けるような何でもない文章のひとつではあるが、その底に知識があるのと無いのとでは文章の美しさが違う。厚みが違う。よって説得力が違う。

簡単な文章の中にも、深い知識の川が流れている。そういう文章を書きたいと思っている。

そのためには経験も知識も、自分も磨かなければいけないのかな~と思う。
日本語は深く美しく、難しいのだ。

そんなある日、お店の方から「店舗スタッフは最近、四門さんの書いた文章を参考にしているみたい。」と教えてもらった。

努力を認めてもらった気がして嬉しかったが、自分が未熟であることにかわりはない。
どんな世界でも、プロになるって難しい。

もう二度と自爆しないように気を付けよう、そうしよう。

四門

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