シャンデリア。
僕からしてみたら「華麗にしてゴージャスな豪邸の照明」というイメージしかないですけど、皆さんはいかがでしょう。
憧れるけどこの家じゃ無理。
綺麗だけど我が家には合わないわ。
そんな声が聞こえてきそうです。
本日はシャンデリアの素敵な雰囲気はそのままに、一般的な日本の住宅にピッタリの『プチシャンデリア』をご紹介します。
品よく輝く素敵なインテリアとして、シャンデリアを試してみませんか?
プチシャンデリアで、もっと灯りを楽しもう
プチシャンデリア目次
- クラシックタイプ
- ガラスシェードのペンダントライトタイプ
- ビーズランプ
- 変わり種 シャンデリア
- シャンデリアを楽しむ際の注意
ガーリーやシャビーシック、姫系インテリアなどのワードで、若い女性を中心にシャンデリアブームが再燃したと言っても過言ではないと思う。
光にキラキラと可憐に輝くシャンデリアはインテリアとしても優秀なアイテムです。
ただ、大きいサイズはちょっと大きすぎる。日本の一般的な住宅やご自分の部屋で使うにはゴージャスすぎますよね。
そこで注目されるのがプチサイズのシャンデリア。
ちょっと前までは「シャンデリアが家にある」と言えば、どんなリッチでゴージャスなシャンデリアなのかと想像してしまう古い人間の僕ですが、
実は今ではナチュラルカントリースタイルやフレンチ、ブリティッシュスタイルなど、様々なスタイルのインテリアに合わせられるプチシャンデリアが各種揃っています。
クラシックタイプ
クラシックタイプとしては、上向きの照明と美しいカットガラスが垂れ下がるこの形が一般的ではないかと思います。
真鍮やアイアンで描く曲線が華やかで、いかにも「シャンデリア」といったクラシカルな面持ちですね。
こちらのシャンデリアはアートワークスタジオで扱っています。
アートワークスタジオについてはこちらをご覧ください。
ゴシックやロココ調のインテリアに素晴らしい陰影をつけてアンティークな雰囲気を存分に楽しめます。そして部屋の主人を、その美しい輝きで心まで潤してくれるでしょう。大人のシックなホワイトインテリアにもピッタリです。
ホワイトフレンチについてはこちらをご覧ください。
こういったロマンチックなシャンデリアは、たとえ小さくても設置する場所のインテリアを選びますので慎重に検討してくださいね。特にインテリア初心者には扱いづらいタイプです。
リビングやダイニングなどに照明として設置するなら3灯以上のものを選んでください。
ただ、3灯では若干暗めの印象を受けますので、灯りをサポートする照明が必要になることがあります。
1灯のタイプなら複数使いするのもいいでしょう。
リビングルームで使うならソファーなどの配置にもよりますが、シャンデリアを少し低めの位置に垂れ下がるように配置すると、目線の中にシャンデリアの煌めきが入り、より雰囲気を楽しめます。
ただ、目線に入るくらいシャンデリアの鎖を下げてしまうと、人の動線を邪魔してしまいやすいので、注意が必要です。アンティークショップでは、窓際・壁際などに近いところに下げることをお薦めしています。
プチシャンデリアも低めに配置するのに適しています。
デザインについては好みもあるのですが、敢えて言うならガラスのパーツが多いほうが、可憐なきらめきをより楽しめるのでお薦めです。
目線まで下げて楽しむならアンティークな雰囲気のシャンデリアを選びましょう。
ガラスは光に透けてこそ輝くので、窓辺に下げて絵になるインテリアを作るのもいいでしょう。レースのカーテンやフェイクグリーンなどを組み合わせて美しい風景を演出できると思います。
そして壁際に吊るすなら、アンティークなフレームを壁に掛けてシャンデリアと組み合わせることで、絵になるようなコーナーを楽しむこともできます。フレームは大きいものを一つでももちろん雰囲気がありますが、大小あわせていくつか飾ると素敵です。
また、クラシカルなシャンデリアは大きな鏡とも相性が抜群です。
シャンデリアの煌めきをアンティークミラーに映し込んで楽しむのも、洗練された大人スタイル。
昔からヨーロッパでは、ランプなどの灯りをミラーに映しこんで室内を明るくしていました。
ガラスシェードのペンダントライト
シャンデリアはリビングだけで楽しむものではありません。
プチシャンデリアなら玄関ホール用の照明として吊るしても素敵だと思います。
中でもガラスシェードのペンダントライトタイプはとても使い勝手が良いのでお薦めです。
日本の一般的なマンションや住宅は玄関ホールがそんなに広くないと思います。
プチシャンデリアのなかでも1灯サイズなら小ぶりなので、玄関ホールに違和感なくオシャレに馴染んでくれます。
キラキラと可憐なクリスタルが揺れて煌めく素敵な光の演出ができますね。
お客さんが来た時にも、玄関ホールのシャンデリアを見て「この人、センス良い!」って絶対思うはずです。何よりも家族が家に帰ってきたときに、灯りに「ほっ」と癒されるでしょう。
ガラスシェードのペンダントライトは一般的にシャンデリアとして思い浮かべる形ではありませんが、ナチュラルだったり北欧テイストのインテリアにも良く似合います。
さりげなくシャンデリアを楽しむならこういった形が一番取り入れやすいんではないでしょうか。
ちょっとしたワンコーナーに、そして洗面スペースにも合わせやすいのが良いですね。
ガラスシェードにもカットが施されているので、全体がきらめいているみたいでしょ。
こういった小さなガラスシェードは、実際のシャンデリアパーツを裏返しにし、ソケットを組み合わせて作られている物が多いようです。
このシャンデリアパーツは現行品で工場ラインで生産されている物ですが、クラシカルな印象なのでアンティーク&シックインテリアにもピッタリです。
コンパクトサイズなので、リビングやダイニングで使用する際には複数使いして吊るすと雰囲気のある空間作りができますよ。
ビーズランプ ビーズシャンデリア
こちらは複数使いではなく、ワンポイントに使ってお洒落なビーズランプのシャンデリアです。
まさにフレンチカントリーのインテリアにピッタリのアイテム。
本格的なシャンデリアと違って、ビーズを使うので、色とりどりの光を楽しめるのが特徴です。光が色に溶け込んで、透明なガラスとは違った優しい雰囲気になります。
ただし、色を使うので若干暗めに感じます。メインの照明と言うよりは、灯りのともるインテリアとしてアクセント的に配置するのがいいでしょう。
素朴なナチュラルスタイルや雑貨屋さん風、カフェ風インテリアでも使いやすく、かしこまらない雰囲気がインテリア初心者さんにも扱いやすいのでお薦めです。
もちろんアンティークなどとも合わせやすいです。
ビーズランプなら手作りキットもあります。各色揃っているのでインテリアや季節に合わせた演出ができます。
自分で作れば、見るだけでなく作る楽しみも満喫できます。
ただし、ソケットやシーリングが必用だと思われますので、購入する際には必要な部品を確認して合わせて購入するようにしましょう。
テキスト本も販売されています。眺めているだけでウットリしてしまうオリジナルのビーズランプの作り方は、この本で読むのが一番です。
オリジナルなら材料も思いのまま。水晶などの天然石を使ったビーズランプも作れます。ビーズ細工が苦手でなければ。
変わり種シャンデリア
最後に僕の好みのシャンデリアを2つご紹介しておきましょう。
キラキラしたシャンデリアなんて乙女チックすぎる!とお思いのアナタ。
可愛らしいインテリアが苦手なアナタ。
奥様の趣味に合わせてインテリアが構成されると居心地の悪い思いをされるご主人も多いと思います。
僕がそうですから Σ(゚Д゚)エエッ
インテリア男子にピッタリなオサレシャンデリアがあるのをご存知でしょうか?
すごくシンプルで洗練されたデザインのシャンデリア。
その名も「男子用シャンデリア」
いいですね。コレ、良いですよ。モダンなシャンデリアですよねっ!
モダンインテリアにもレトロにも相性が良く、もしくは山小屋のようなログハウスで使ってもカッコイイですよ。スチールの質感がたまんねーなっ!
ブルックリンスタイル・ブリティッシュスタイル。プロダクト家具やデザイナーズ家具と組み合わせても、そして薪ストーブや暖炉があるお部屋でも、絶対カッコ良く決まる。
落ち着いた大人の、洗練された夜を楽しめそうです。
6灯もあれば、メインの照明としての明るさとしても十分です。
古性派ヴィンテージインテリアに凝っている家であれば、キラキラ輝く乙女チックなシャンデリアよりは、こういった渋いタイプがお薦めです。
古い家をリメイクして暮らしているなら、こだわりの照明を選びたいですね。
新築一軒家、ナチュラルスタイルのダイニングで家族団らんで食卓を囲むなら、こんなシャンデリアはいかがでしょう?
シャンデリアというよりはペンダントライトなんですが、僕の中ではシャンデリアです。
北欧系の家具やインテリアとも大変相性が良く、見栄えがして、インテリアとして優れていると思います。
若い主婦が好みそうなインテリア雑貨に程よくマッチしますので、マイホームを新築したファミリー層にお薦めです。
ただこれ、自分で組み立てるんですよね。シャンデリアとして格安なのはその辺のところが理由かもしれません。
シャンデリア プチ知識
シャンデリアを探している方が疑問に思うのが、1灯とか5灯とかという数字。
見れば一目瞭然ですが、ライトの数を示しています。3個のライトがついているタイプは3灯ですね。
ここで疑問が湧くのです。我が家のあのスペースには何灯の灯りがちょうどいいのかしら、と。
現行品のシャンデリアは明るいLED電球も使えるのですが、基本的に『3灯で4.5畳』が「暗いな」と感じないで済む基準です。5灯なら6~8畳のお部屋に。
しかしながらシャンデリアは室内を明るく保つためだけの照明というわけでもないので、メインにシャンデリアを下げるなら、明るさをサポートしたいときはフロアランプなどを組み合わせて使うのがベストだと思います。
シャンデリアを楽しむ際の注意
シャンデリアは照明としてはそれなりに高価です。買ってからガッカリしないように前もって気を付けて欲しいことがあります。
電気部品が日本製ではない可能性を考慮する
ものにもよるんですが新品の物もアンティーク品も値段はそんなに変わらないはずです。基本的に好みの形を選べばいいと思うんですが、購入の際には注意が必要になります。
アンティークのシャンデリアでは、専用の器具がないと現代の日本の家屋に取り付けられない場合があります。新品のシャンデリアでも輸入品の場合は日本仕様になっていないものが混じっています。いずれもネットで買う場合はよく確認してから購入するようにしましょう。
材質に注意する
格安のシャンデリアは、紹介文に「ガラス」の明記を見かけますが、材質を確認するとクリスタルガラスではなくアクリルガラスとなっていることがあります。他にも「スワロフスキーの輝き」となっていてスワロフスキー風のビーズ使用というものも見かけます。
真鍮やアイアンに見せかけて、樹脂にアイアンペイントされた素材を使っている場合もあります。材質を確認して、納得したうえで購入を検討しましょう。材質が書かれていない場合は必ず問い合わせるようにしましょう。
掃除する
普段の掃除ではハタキなどでこまめにホコリを落としてください。いったんホコリがつくと取れづらく、輝きも鈍ります。なお、タバコをシャンデリアのある部屋で吸うのはやめましょう。ヤニがついてホコリが取れづらくなります。
ホコリがとれない場合は、軍手をはめて、水でほんの少し湿らせて拭きます。その際は電気部品に触れないようにしましょう。
素人が中性洗剤やエタノールなどの薬品を使うのはガラスの変質・電気部品の故障の恐れがあるのでやめましょう。
以上、四門がご紹介しました。