アンティーク雑貨で今も昔も女性を中心に人気があるのがウォータージャグです。
少し前まではホウロウ製が流行っていましたが、今人気があるのは銅製のウォータージャグです。レトロな形と長い年月を旅してきた褐色の肌はアンティークならではの趣。
実際に生活のシーンで毎日使い古されたジャグは、凹んでいたり緑青がでていたりとなかなか味のある顔をしています。
古物の場合は飲用水を入れるジャグとしては使えませんけど、インテリアとしては十分な存在感。
アンティークショップではジャグに花を飾って画像を撮影したりします。
アンティークの金属製のジャグは観賞用として購入することが前提となります。
例えば銅やブリキのジャグに花を飾りたいと思ったとしましょう。もちろん水を入れれば錆が進みます。錆びも風合いの一つではあるものの腐食が進めばあっという間に穴が開く。残念な姿になってしまうのも時間の問題です。
生花の場合はジャグの中に水を入れた小瓶を入れてそこに花を挿して飾るといいでしょう。
でも、生花にこだわらなければアレンジはもっと広がります。
今日はフェイクフラワーをご紹介したいと思います。
アンティークインテリアとフェイクフラワー
アンティークを傷めずに花を飾ろうと思うならフェイクフラワーがお薦めです。ドライフラワーも雰囲気があっていいんですけどね、カサカサと崩れてしまうのでゴミが出るのが難点。
フェイクフラワーといっても、クオリティーが高くて思わず触ってしまうほどです。100円ショップの商品とはかなり違いますよ。
枯れたり萎れたりしないフェイクフラワーは生花を飾るのとは違い、インテリアの一部として花を飾るというイメージでいいと思います。
季節に合った花を少し早めに飾ることもできますね。
フェイクフラワーなら傷みやすい大輪のラナンキュラスも思いのまま。
明るい透き通ったイエローが浮きたつ春を感じさせてくれますね。
思い通りにスタイリングしてアンティークの花器に差し込めば、絵になるような風景が広がります。
また、ブーケを作ったりブーケタイプを購入して、アンティークデザインの素敵な鳥かごに入れて高いところへハンギングするのもいいアイデアです。
インテリアに高低差がついてより洗練されたスタイルになると思います。手の届かない高所に花を飾るのは、手入れのいらない手軽なフェイクフラワーだからこその楽しみ方ではないでしょうか。
花を置くことでアイポイントとなり、視線の流れが変わりますので、いつもと同じインテリアであっても奥行きを感じるはずです。
もしくは誰かに見てほしい場所の手前に花を置くと、自然と視線が誘導されていきます。
目の行き届かないところや手をかけづらい場所、生花を置くには向かない場所なら間違いなくフェイクフラワーが便利です。
同じバラでも、アンティーク(オールド)ローズを思わせる花形からハイブリッドのような丸弁の形まで様々。
フェイクならではの楽しみ方としてはあでやかなブルーローズをてにいれることではないでしょうか。
生花に似せる必要はありません。特にブルーローズはフェイクだからこその愉しみです。生花ではありえない美しい色合いを思い存分楽しめるのもいいですね。
香りも無く花粉も無いので、濃厚なローズの雰囲気をキッチンでも楽しめます。
生花ではないので思い切った楽しみ方をしましょう。
お気に入りのキャンドルスタンドの脚下を花でいっぱいにしてみたり
専用の照明で遊んでみるのも洒落ていますよ。
お料理やインテリアなどのちょっとした画像をSNSにアップするときに、背景にフェイクフラワーを置くことでオシャレ感がアップします。
ハンドメイド作家さんなどは、作品画像にフェイクフラワーを配置して海外雑誌のような雰囲気のある画像に仕上げている方もいらっしゃって、プロ顔負けの腕前をお持ちです。
ちなみにアンティークショップでも目線に置くものは生花を、少し手の届きづらいところにはフェイクフラワーをと使い分けています。
特にネットショップの商品イメージ画像の撮影は、時間がかかるうえに大量のアンティーク家具を撮影します。
しかも雰囲気のある素敵な画像にしなければいけません。
そういった場合も間違いなくフェイクフラワーを使います。
最近では、手芸用にも人気があるようですよ。
本格的なフェイクフラワーで、ブーケやコサージュ等を作るそうです。
若い女性を中心に、生花の代わりとしてのフェイクフラワーではなく、フェイクだからこその楽しみ方が広がっています。
是非一度、お手元に置いて楽しんでみてくださいね。
以上、四門がご紹介しました。